結婚指輪の宝石と言えばダイヤモンド
結婚指輪に使われる宝石の中で、最も人気が高いのは「ダイヤモンド」でしょう。地球上にある鉱物の中で、もっとも硬いのがダイヤモンド。さらに独特の「美しさ」も相まり、何があっても決して砕けない絶対的な愛の象徴として使われています。
しかし「結婚指輪に使う宝石はダイヤモンドでなければならない」という、決まりはありません。本人達が強く希望しているのなら、真っ赤なルビーを選択するのもありです。事実、ダイヤモンド以外の宝石を結婚指輪に使っている夫婦は、年々増加。結婚指輪も個性の時代と言えるでしょう。
赤く情熱的なルビー
ダイヤモンド以外で結婚指輪に使われる宝石にも、色々とあります。代表的なものは、先ほども少し触れた「ルビー」でしょう。真っ赤な姿から「燃え盛る熱き情熱」を意味し、結婚後何年・何十年経っても燃える恋を貫きたい夫婦にとっては、うってつけの宝石です。
科学的に見ると、ルビーはコランダムの一種。本来は無色透明な鉱石であるコランダムですが、何らかの拍子で色が付くことがあります。ついた色が赤いものが「ルビー」となるのです。
幸せを運ぶサファイア
ルビーと同じ「コランダム」から生まれた宝石に、サファイアがあります。サファイアは高貴な青い色が特徴で、結婚指輪に使えば「お守り」になると信じられています。「サムシング・フォー」といい、結婚式に「何か青い物」を揃えたら幸せになれると伝えられています。
事実かどうかは置いといて、縁起物であるのは事実。幸せ溢れる結婚式を考えているのなら、サファイアはおすすめです。
意外と使われていない天然石
なお注目されている天然石については、残念ながら結婚指輪として使われることは、ほとんどありません。手入れが大変難しく耐久性も低いため、何十年と使う結婚指輪には不相応だからです。また真珠やサンゴといった海由来の宝石も、似たような理由です。見た目は大変美しいものですが、耐久性に難あり。
結婚指輪は大変美しく素晴らしいものですが、だからとはいえ、どの宝石にも対応しているとは限りません。