錆びない結婚指輪!ポイントは耐食性

金属は錆びるもの

言われるまでもなく、結婚指輪は金属で出来ています。金属で出来ている以上、避けられないのが「錆び」です。錆は、酸素と物質が結びつくことで生まれます。錆びない結婚指輪を求めているのなら、空気のない所で過ごすしかありません。
ただ「空気のない所で過ごす」というのは、さすがに無理があるというもの。そこで注目したいのが「耐食性」になります。耐食性とは金属が錆びに対して、どれだけの抵抗力を持っているのかを示したもの。耐食性が高い金属になればなるほど「錆びない結婚指輪」に近づけます。

錆びにくい結婚指輪はゴールド

耐食性が高い金属の代表格は、ゴールドです。そもそも物質が錆びる理由は、安定していないから。そんな中で他の物質がやって来ると、安定を求めてしがみつきます。結果物質は変化し、錆び等の様々な状態になるのです。
しかしゴールドは非常に安定しているため、錆びることはありません。王水(ものすごく強い酸)に浸さない限りは、錆びることはないのです。

プラチナも錆びにくい素材

結婚指輪の素材として毎度おなじみのプラチナも、錆びにくい結婚指輪の一種です。ゴールドと同じく物質が安定しているため、水に浸そうが何しようがビクともしないのです。
結婚指輪はつねにつけておかないと気が済まない!というのなら、プラチナはおすすめできます。それこそ結婚指輪をつけたままお風呂に入っても、何ら問題はないのです。プラチナとゴールドの頑丈さは、他の素材を圧倒するほど。だからこそ結婚指輪の素材としても、重宝されているのです。

絶対に錆びないとは違う

ただしプラチナとゴールドは“錆びにくい”とはいえ、“絶対に錆びない”わけではありません。どんなに高純度なプラチナやゴールドであっても、他の素材が入り込んでいるからです。何も意地悪で入れているのではなく、指輪としての強度を高めるための措置です。
プラチナとゴールド単体だけでは何でもないことでも、中に混じっている他の素材が反応すればどうしようもないものです。「大丈夫だから」と油断はせず、しっかりと管理はしてください。